95%の参加者から高評価。企業向け勉強会リハーサル開催報告


「gente」発行も6年目に入り、これまでに行った取材情報の蓄積量もかなりのものとなってきました。毎号気づきや学びのある記事を発信していますので、それを読んでいただければ充分さまざまな知識を得ていただけるもの、との自負もありますが、いくつかの号を関連づけて読み解いていくと、そこには障害についての知識にとどまらない、さまざまな気づきや学びが見えてきます。そこでこれまで積み重ねてきた「gente」独自の情報に新たな価値を見出そうと始めたのが、「gente」の記事を使った企業・団体向け勉強会コンテンツの開発です。

 

その企業・団体向け勉強会コンテンツのお披露目を「勉強会リハーサル」として8月31日、9月1日の2日間にわたりオンライン開催。さらにそこでの改善点をふまえ、9月9日には外部コミュニティにてコンテンツのダイジェスト版を初披露しました。いずれもとても高い評価をいただくことができ、今後の販売に向け手応えを感じるテスト、リハーサルとなりました。ここではその開催報告をお届けします。

なお、このコンテンツは6月より実施していた二枚目の名刺サポートプロジェクトの一環として作成、テスト勉強会および外部コミュニティでの披露も社会人メンバーのサポートのもとで行われました。

こちらは開発したコンテンツ「(管理職向け)D&I勉強会」のひとコマ

今回開発したコンテンツは以下の2つです。

【(管理職向け)ダイバーシティ&インクルージョン勉強会】

【障害者雇用に学ぶチームビルディング】

 

いずれもこれまで「gente」で取材してきた障害者雇用の成功事例や、職場でイキイキと働く人の姿から自らの仕事や職場環境について考えてみよう、という内容になっています。「gente」の取材情報は個人のリアルな経験や想いを伝えるものですので、取材に基づいた事例紹介には説得力があります。

8月31日に実施したのは【(管理職向け)ダイバーシティ&インクルージョン勉強会】のリハーサル。管理職向け、として主にマネジメントをする立場から考える内容はなっていますが、管理職でなくても職場でお互いに強みを発揮して働くには、といった気づきのある内容となっています。

こちらは翌日9月1日に行ったもうひとつの勉強会【障害者雇用に学ぶチームビルディング】のひとコマ。障害者雇用の成功事例から、働き方が多様化する中で人材活用について見直してみよう、という内容になります。

さらに9月9日には、リハーサルを経て内容をブラッシュアップした【(管理職向け)ダイバーシティ&インクルージョン勉強会】をオンラインダイジェスト版として、あるオンラインのオフサイトミーティングで披露させていただきました。いずれの機会においても、とても高い評価を得ています。

オフサイトミーティング後のアンケート結果。ほとんどの受講者が5段階評価の4以上をつけています。

コンテンツリハーサルのアンケート結果。小規模開催でしたがこちらも満足度は高い結果となりました。

アンケート回答では、「障害の社会モデルに理解が深まった」といった障害についての学びがあったという回答が8割ほどあった一方、「業務で関連しているメンバーとの対話の必要性を感じた」「メンバーの個性や特性、価値観を意識していきたいと感じた」という回答が9割あり、障害への理解を学ぶとともに自らの職場環境や人材活用、人間関係などを考える上で新しい気づきがあったことが伺えるアンケート結果となりました。

「gente」の記事はもちろん障害についてのもので、個人の体験から社会にある障害について気づき、障害者との関わりを考える上で学びの多い内容です。ですがそれにとどまらず、「gente」から得られる情報を自分たちの働き方や組織に投影し、そのあり方や改善を考えるきっかけになる。そういう価値もあるのだと、わたしたちgente編集部自身もこの結果からあらためて確認することができました。

今回作成した二つのコンテンツはいずれも形としては仕上がっています。今後はできるだけ早くサービスとして提供できる準備を進めていくとともに、さらなるD&I関連のコンテンツ開発を進めて行く予定ですのでご期待ください。